不動産投資の出口戦略について

不動産投資でよく言われる言葉に、

「出口戦略」

という不動産用語があります。

「出口戦略を制するものは不動産投資を制する」

とか、

「出口で初めて不動産投資が儲かったかどうかが決まる」

とか、つまりは出口戦略が一番大事、みたいな言葉をよく聞きます。

出口戦略を簡単に言うと、不動産を高く売ることです。

それで、この「出口」という言葉に村上先生は、いつも違和感を持ってしまうそうです。

村上先生も普段から「出口」についてよく聞かれたり、相談されたりするそうなのですが、やはりいつ聞いてもしっくりこないんだとか。

その理由は、

「ずっと持っていても儲からないものを吐き出す」

とか

「ハズレくじを誰かに引いてもらう」

とか、そういったニュアンスを感じるからだそうです。

要は、実態以上の価値で売る

もしくは、

自分が持っていると損になりそうなものを誰かに負担させる

という語感が出ています。

もちろん、Win-Winのケースもあるかと思います。

具体的には、投資家は単純に金儲けのために買ったけども、その家を購入する人が実際に居住するような場合です。

村上先生もたまに知り合いのお金持ちの出口戦略を手伝うそうですが、その場合は「売却後5年間の物件の運用コンサルや空室時の家賃保証」などを付けているそうです。

これは、いわゆる「出口」にまとわりつくデメリットを消したい、という思いがあるからだそうです。

とはいえ、「出口」という言葉を使う人について、批判する気持ちは一切ないそうで、、、

というのも、単純に安く買って高く売るのはそもそもビジネスの鉄則であって、

それによって豪遊したり、好きなものを買ったりして豊かに生きることは素晴らしいことだと村上先生は思っています。

ただ、まるで負債を誰かに押し付けるようなニュアンスを込めるのは、村上先生としてはあまり良い気持ちがしないそうです。

村上先生が考える理想は、全ての人がWin-Winを感じること、なんだとか。

なので、不動産は、

平均的な金額で買って高く売却するのではなく、

不動産に興味がなく、持っていても不安や心配ばかりの人からマイナスで仕入れて、不動産を欲しい人に無料もしくは無料に近いような金額で売ってあげることが、全員Win-Winになる、と村上先生は考えています。

そのような取引の場合、売却した時にお金をもらえませんが、仕入れた時にお金をもらっているので、しっかりと利益が残ります。

このやり方なら「出口戦略」という言葉につきまとう「ババ抜き感」から解放されるのではないでしょうか。

購入する時は、物件の扱いに困っている人からマイナスで仕入れて不安や心配を取り除いであげる。

そして、売却する時は「プレゼントしてあげる」という取引が最も心穏やかでいられる「出口戦略」なのかもしれませんね(^^)

それで、、、

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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!

ナビゲーター 三上


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