無料で何かを手に入れることについての情報はネットで探すとたくさん出てきます。
しかし、そのほとんどは企業の販促キャンペーンの一環であって、無料で手に入れるためには「企業が望む行動」が必要です。
具体的には、無料で何かを得るために、長い行列に並んだり、一生懸命に口コミを投稿したり、
アプリのゲームをやることでポイントを貯めたり、ポイントを貯めるために欲しくもないものを買ったりすることになります。
それは本来の意味での無料ではなく、企業の思惑に絡み取られているだけであって、また労働や時間のかかる作業の対価でしかありません。
では、本当の意味での無料とは、何かというと、企業活動とは全く無関係で、何の労働も作業も発生しない、ただ単に得るだけ、というのが無料で得ることの本質です。
具体的には
- タクシーを使わず行き先が一緒の人に車に乗せてもらう
- 急な雨のときにコンビニに行かず誰かに不要な傘をもらう
- ホテルの受付でお願いして部屋をアップグレードしてもらう
ことなどです。
つまり、本当の意味でいろんな物やサービスが無料になるのは、
一切の対価が発生しないときだと村上先生は考えています。
そこで必要となるのは、アプリを入れたりLINEのお友達を登録するようなデジタルなことではなく、
他人にいきなり厚かましくお願いしてみたり、
理由もなく笑顔で頼んでみたりする、アナログな行動と
人に対してまるで元からの友人のように接してみるという勇気なんだそうです。
分かりやすい例をいくつか挙げてみます。
村上先生は先日、郵便局の窓口で
あるビジネスマンの独り言を聞いたそうです。
「あ、一箇所、付せんを貼らないといけない。。買いに行かなくっちゃ!」
ちょうど、村上先生も書類に付せんを貼らないといけない状態だったそうで、そのビジネスマンの頭の固さの度合いに驚愕したんだとか。。
なぜ村上先生が驚愕したのかというと、そこは郵便局の窓口で、当然目の前には受付の人がいるため、単に受付の人から付せんをもらえば済む話だからです。
同じようなことで、空き家のリフォームの際、少し屋根の上とか高いところの様子を見たい時、ハシゴをホームセンターに買いに行く人が多くいらっしゃいます。
もちろん、
「今後、自分は日常的にこのハシゴを使うんだ!」
と決めている場合であれば問題ないのですが、
そうでない場合は、近所の人に声をかけて借りればそれで足ります。
続いて、村上先生の無料事例でいうと、
以前、村上先生がネットカフェで文房具ののりを借りようとしたしたところ、店員さんが
「のりはこちらで販売していますのでご購入ください」
と答えたそうです。
村上先生はトンチを利かせて
「あ、そっすね、次回からそうします (o^^o)/」
と言って、無事にのりを借りたそうです。
他にも、村上先生が行ったとある飲食店で、レジのところにキットカットが置かれていたので、焼肉屋さんのガムのように持って帰ろうとしたところ、
「お客さん、それ、お渡しするものじゃないんです」
と止められました。
そこでも村上先生はトンチを使い、
「すみません、間違えました、もしよろしければ、これ、いただけますか?食べたいと思ったんです」
と頼んだそうです。
そうすると、店主さんは少し困った感じでしたが、
「え~、ん~、どうだろう」
と迷っていたので、
「キットカットが欲しいです……」
とさらに念押ししたところ、結果的にキットカットを貰えたそうです。
このキットカットの例を解説すると、村上先生はそのお店のLINEに登録したわけでもなく、ポイントをフルで貯めたわけでもありません。
ただ「もらいたい」という気持ちをそのまま表現し、正直に頼んでみただけです。
相手に何か価値を提供したわけでもなく、入力作業や労力なども全く発生していません。
これこそが、無料で何かを手に入れるということです。
物件を無料でもらうこともこれと一緒で、
「この物件を無料で欲しいです!」
と純粋な気持ちを物件オーナーにぶつけてみることで
「ま、いっか」
とオーナーが思い、物件無料ゲットが成立したケースはたくさんあります。
不動産の知識やテクニックを駆使してうんぬんかんぬん….というよりは、
物件無料ゲットもまた
・厚かましさ
・行動力
・勇気
を駆使することで、成果が出るものです。
物件無料ゲット、
ただ、今回の話を聞いて
「Give and Takeに反するのではないか?」
と疑問を持たれる方もいると思います。
お金を払って商品を得たり、アプリをダウンロードした特典として商品を無料でもらったりするのが「Give and Take」なら、ただ頼むだけで何かをもらうのは「Take Only」です。
しかし、ここには本来の人間が持ち合わせている叡智が隠されています。
実は、ただもらうだけであっても、それは与えていることになっているのです。
どういうことかというと、本来、人は誰かの役に立ちたいという自然な欲を持っています。
無料で何かをもらうというのは、その「誰かの役に立つという喜び」を提供している、と言えるのです。
例えば、誰かから使っていない傘を借りたりもらったりしても、相手は損しませんし、
そもそもほとんどの家庭ではビニール傘を余らせているので、減ったほうが嬉しい人は多いですが、
そんなことよりも、こちらとしては雨が降ったときに傘を借りられると当然ありがたいから、本心から感謝の気持ちを伝えられます。
傘を提供した相手も、傘をもらって感謝している自分も、お互いが「Give」しています。
つまり、相手は不要な傘をGive、自分は感謝の気持ちをGiveなので、
なんと「Take Only」でもなく「Give and Take」でもなく「Give and Give」であり、お互いが善意を交換できている状態です。
これは、お金を払って何かを得たときや企業の販促キャンペーンの無料とも別物です。
このように、いろんなモノやサービスを他人から無料で借りたりもらったりすることにより、
無駄な費用や時間を削減し、持ち物を減らして不要な心配をなくせます。
しかし、それよりもさらに、無料で得ることが持つ重要な意味とは、
世の中の取引を構成している「Give and Take」を「Give and Give」に転換するという、
大きな価値の創造だったのです(^ ^)!
村上先生の「Give and Give」の考え方をさらに知りたい方は
こちらの動画をご覧ください(^^)!
↓
https://oak-iac.com/n2in
今まで有料開催していたセミナー内容が
今だけ無料で視聴できるようになっています。
物件を買わずに家賃収入が得られる
「0円不動産投資」のやり方を学んでください。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ナビゲーター三上