廃墟不動産投資でも、一般の築古戸建て投資でも、
ボロい物件を扱うわけなのでリフォームをしないといけません。
ただ、問題なのは、ボロい物件をリフォームする際に、
ほぼ全員の方がしっかりとお金をかけてリフォームすることです。
村上先生が言うには、建築士や芸術家でない限り、投資家や事業家が多額の金をかけてボロ家を非常にキレイにすることには、
何の価値もないそうです。
もっと言うと、
「金をかけてキレイにすること」
は、
「金をかけないでキレイにしないこと」
と
「儲からないという点では同じ」
だと村上先生は考えているそうです。
話は変わりますが、
村上先生は、高校生の時、先生に
「クラスで一番勉強して、クラスで一番成績の良い人」は、
「クラスで一番勉強しないで、クラスで一番成績の悪い人と同じだ！」と言って
「頭おかしいやつ認定」されたことがあるそうです・・・。。
この村上先生の論理の答えを明かすと、賢さとは、
「いかに勉強しないで良い成績を取るか」
で決まります。
つまり、
「クラスで平均程度に勉強して、クラスで3番目に成績の良い人」は、
「クラスで一番勉強して、クラスで一番成績の良い人」よりも賢く、
「クラスで平均程度に勉強して、クラスで3番目に成績の悪い人」は、
「クラスで一番勉強しないでクラスで一番成績の悪い人」よりも
頭が悪い
と考えるそうです。
話をボロ家不動産に戻すと、
・勉強＝お金
・成績＝キレイさ
・賢さ＝儲け
に置き換えて考えられます。
不動産投資の場合、
たくさんお金をかけてキレイにすることは儲けではありません。
むしろ、
いかにお金をかけないでキレイにするか、程々によく見せるか？
が利益につながります。
例えば、村上先生はボロボロの物件を直す際は、
床にカーペットを敷き、壁にはすだれや布を貼ることが最も安くてコスパが良い
ことを発見・発明し、それをコツコツ続けています。
ただ、さすがの村上先生も程々のグレードの物件を直す際は、すだれやカーペットはそんなにオシャレではないので、推奨していないそうです。
でも、だからと言って、
普通に直してしまうとお金がかかってしまいます。
なので、村上先生は、
お金がかからないように知恵を絞り、工夫をするそうです。
例えば、村上先生から見ると、
ほんの少し黄ばんだだけの白い壁を、
もう一度全部白く塗るとか、白のクロスを貼り替えるといったリフォームは、愚の骨頂なんだとか…。
と言うのも、
めちゃくちゃ汚い壁を白に直すのも、
ちょっとだけしか汚くない壁を白に戻すのも、
同じコストなので、とてももったいない費用だと感じるそうなんです。。
では、村上先生の場合どうするかというと、
ちょっとくすんだ程度の白い壁の場合、
真ん中に特徴的な色のラインを入れます。
そうすると、全体の1/10を塗っただけなのに、
まるで全部塗ったかのように、真ん中のライン以外の部分が白く見えます。
外壁の場合であれば、２階のベランダの柵だけを塗ります。
そうやって、一部分だけを特徴的な鮮やかな色に塗ることによって、
他の汚い部分が目立たなくなり、まるで全体がキレイになったように見えるそうです。
そもそもですが、
何がキレイで何が汚いかは、見る人の主観によります。
つまり、当然ですが、ちゃんと直したか否かに関わらず、
見る人がキレイだと思えば、それはすでにキレイなわけです。
村上先生は、このような知恵や工夫は、
「誰でも10分くらい考えるだけで思いつきますよ」
と仰います。
どんな人でも、不動産投資をやる目的は「利益を得る」ことのはず。
なので、「10分の思考時間を省略する」のではなく、
村上先生のように知恵を絞り、工夫をすることで
「お金を節約する」
ように心がけてみてください(^^)！
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました！
ナビゲーター三上
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