「困った入居者」は、最初の対応で決まります

こんにちは!
オーク投資アカデミーの岡です。

大家さんをしていると、

入居者さんからの要求に対して、

「仕方ないから、
 今回だけは受けてあげよう…」

と、情に流されてしまうことはありませんか?

困っている入居者さんを見ると、
つい手を差し伸べたくなる。

それ自体は、決して悪いことではありません。

ですが、実は――

その最初の「一回」が、
後々の対応を大きく左右する
ことがあるんです。

今回は、
「癖のある入居者」との付き合い方について、

ジム先生の考え方をお伝えします。

ジム先生の基本的な考え方は、

「最初から問題を起こそうとする入居者はほとんどいない。
 問題が続くかどうかは、大家の最初の対応の仕方で決まる。」

というもの。

つまり、
入居者に「クセがある」かどうかよりも、
最初にどう応じたかの方が、その後の展開を左右するということです。

これは、20年以上、
百人ほどの入居者と向き合ってきたジム先生だからこその実感です。

「その一回」が、「当たり前」に変わるとき

たとえば、こんなことはありませんか?

入居者さんから
「体調が悪いので、庭の草刈りをお願いできませんか」と相談される。

かわいそうだし、今回だけなら…
と、引き受ける。

でも――
その「今回だけ」のつもりが、
気づけば年に何度も続く「当たり前」になっていた。

これ、実はよくあるパターンなんです。

一度応じたことは、相手にとって「前例」になります。

そして前例は、次第に「権利」のように感じられていくもの。

だからこそジム先生は、
最初に応じるときほど、はっきり言葉にすることを大切にしています。

「今回だけですよ」

たったこれだけのひと言ですが、
言うか言わないかで、その後の関係性が大きく変わってくるんです。

大きな決断ほど、「言葉」より「形」に残す

もうひとつ、ジム先生が意識しているのが、
「言った・言わない」のリスクを減らすことです。

たとえば、
「長く住むので」という言葉を信じて、
高額なリフォームや設備投資に応じてしまう

その言葉自体に嘘はなくても、
状況が変われば、約束は約束のままではいられません。

ですので、
大きな金額が動く場面では、
言葉だけでなく、特約や書面といった「形」に残しておくこと。

たとえば、
「入居後◯年未満の退去には違約金が発生する」

といった一文を契約に加えておくだけでも、
いざという時の安心感がまったく違います。

善意を出すときこそ、仕組みで裏付けておく。

これが、ジム先生が長年の経験から辿り着いた考え方です。

それでも難しい相手には、「仕組み」を頼っていい

ここまでは、
「情に流されないための工夫」についてお話ししてきました。

ですが正直なところ、
工夫だけではどうにもならない相手も、実際にはいます。

そんな時に知っておくと良いのが
連帯保証人保証会社強制執行といった「大家を守る制度」です。

たとえば、
入居者本人が対応できない状況になったとしても、

契約時にしっかり連携が取れていれば、
いざという時に保証人が動いてくれます。

また、
家賃の滞納が続いてしまった場合も、

保証会社が間に入ってくれることで、
大家が一人で抱え込まずに済みます。

もちろん、
「絶対にこうすべき」というものではありませんが、

情だけで解決しようとせず、
「制度に頼っていい」という選択肢を持っておくこと。

これだけで、いざという時の心の余裕が、まったく違ってきます。

まとめ

優しさや情で入居者に応えること自体は、
決して悪いことではありません。

大切なのは、
どこまで情で応じて、どこから仕組みに頼るか

自分の中で、その線引きを持っておくこと。

そして、最初の「その一回」を、
「今回だけです」と言葉にして伝えること。

このひと手間が、
将来の自分を守ることにつながります。

今、
癖のある入居者で困っている方は、
「完全に解決しよう」と気負いすぎず、

まずは、
「うまく付き合っていく」という視点を持つだけでも、
気持ちはずいぶん楽になるはずです。

それではまた次回お会いしましょう!

ナビゲーター 岡

   

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